
Our Project







地域資源を循環させ、農地の価値を最大化する Mixed Farming
Mixed Farmingは、複数の作物を組み合わせた栽培とCELL BREAKER®を連携させ、植物由来成分を液肥や高付加価値素材として循環活用する次世代型の農業モデルです。肥料購入コストや外部資材への依存を抑えながら、栽培バランスや施肥タイミングを最適化し、複数の高付加価値農産物を安定して生産・供給できる仕組みを構築します。
さらに、作物販売だけでなく、液肥、機能性成分、バイオマ ス素材、環境価値など、複数の収益機会を生み出すことで、農地全体の収益性と資源効率の向上を目指します。

地域資源を、産業の循環へ。
S-Bridges 地域産業循環モデル
S-Bridgesの地域産業循環モデルは、地域に存在する植物資源を起点に、Mixed Farmingによる生産の最適化、CELL BREAKER®による成分抽出・加工、さらに飲料、食品素材、機能性素材、バイオエタノール、環境価値などへの展開を、一つのバリューチェーンとしてつなぐ事業モデルです。生産・技術・製造・商品化・販売を垂直に連携すると同時に、農業、食品、エネルギー、環境など複数の産業を水平につなぐことで、地域資源から生まれる価値と収益機会を最大化します。
さら に、資源の循環利用による外部資材への依存低減、環境負荷の削減、地域企業との新規事業創出を通じて、地域産業全体が継続的に成長できる仕組みを構築します。

Impact
S-Bridgesは、国内で実証したUse-It-All Technology、Mixed Farming、地域産業循環モデルを、地域ごとの資源や市場環境に合わせて海外へ展開します。PoCで確認した技術性・事業性をもとに仕組みを標準化し、現地企業や研究機関、自治体との連携を通じて、インドやアフリカをはじめとする地域への導入を進めていきます。
その展開領域のひとつが、植物資源からエネルギーを生み出す「Botanical Refinery」構想です。Use-It-All Technologyによって、植物素材を食品や高付加価値成分として活用するだけでなく、繊維質などをバイオエタノールへ転換し、植物を最後まで使い切るエネルギー循環を目指します。
特にインドでは、年間約640万トンの未利用茶葉と約3,064万トンのトマト茎葉を前提とした試算で、約3億7,000万Lのバイオエタノールを生産できるポテンシャルがあります。これは、インドの年間ガソリン使用量約536億Lに対し、E10用エタノール需要の約6.9%に相当します。
日本国内でも、約32万トンの未利用茶葉と約107万トンのトマト茎葉から、年間約1,388万Lのバイオエタノール生産ポテンシャルが示されています。さらに地域単位でも、植物資源をエネルギーへ転換する可能性があります。
S-Bridgesが目指すのは、従来のOil Refineryに対して、地域の植物資源を原料とするBotanical Refineryという新たな選択肢を社会実装することです。食品、素材、農業資材、環境価値、エネルギーまでを一体で設計することで、地域資源の価値化、化石資源への依存低減、CO₂排出削減、新たな産業機会の創出を同時に進めていきます。